タクシー運転手の勤務時間別個人的考察

東京都内のタクシー運転手に転職しました。
(2024年1月より。乗務は4月デビュー。)

タクシー運転手の勤務時間、
現状では多くが隔日勤務だと思うんですが、
時間帯別のそれぞれの利点、
状況を個人的に思った部分を書いていきます。


タクシー需要がありお客さんが多い時間帯もあり、
どの勤務時間を選択するかで営収に違いが出てくる傾向ありますので。

主な勤務時間帯

大体以下の感じに分類できると思います。

  • 隔日勤務
  • 早番(朝から翌日深夜まで)
    遅番(昼頃から翌日朝方まで)
    遅遅番(午後から翌日午前中まで)

  • 昼日勤
  • (朝から夕方まで)

  • 夜日勤(ナイト)
  • (夕方くらいから夜中まで)

(各会社によって、採用されている勤務時間は違います。)

タクシー運転手・乗務員は1回出番(2暦日)の上限勤務時間が法令で決められており、
隔日勤務で21時間以内、日勤で13時間以内、となってます。
(この勤務時間内に帰庫しないといけないです)

参照:ハイヤー・タクシー運転者の改善基準告示

隔日勤務のメリット・デメリット

殆どのタクシー会社で採用されてて、まず隔日勤務が雇用条件になることが多いと思います。
車の稼働時間ロスを少なくできるみたいなんですよね。

  • 早番(朝から翌日深夜まで)
  • 朝時間帯の通勤需要、夕方の帰宅需要、23時以降の終電帰宅需要、
    22時-5時のタクシー料金割り増し時間帯前半での営業が可能。

    帰庫してから帰宅までの時間帯がまだ暗いうちなので、
    比較的睡眠時間的な体の負担が少なく感じています。

    昼間はお客さんが普通にガンガンいるので、営業件数上げやすいです。
    顧客単価はそんなに伸びませんが。
    しっかり件数やれば、営収は安定しやすいと思います。

    僕はこの隔勤早番です。(2024年12月現在)
    7時-28時(翌4時)の時間帯で営業してます。

  • 遅番(昼頃から翌日朝方まで)
  • 夕方の帰宅需要、23時以降の終電帰宅需要、
    22時-5時のタクシー料金割り増し時間帯フルで営業が可能。
    12時-翌7時とかの勤務時間帯だと思います。

    アオタン時間(22時-翌5時)にお客さんを拾えれば、営収伸びやすい。
    ただ、アオタン時間は各地空車タクシーだらけ。
    そこをうまく立ち回れると強い。
    (金曜・土曜とかは有利と思う)

  • 遅遅番(午後から翌日午前中まで)
  • 夕方の帰宅需要、23時以降の終電帰宅需要、
    22時-5時のタクシー料金割り増し時間帯フルで営業可能。
    更に朝の通勤需要、朝まで呑み客需要がある。

    14時-翌9時とかの勤務時間帯だと思います。

    アオタン時間(22時-翌5時)にお客さんを拾えれば、営収伸びやすい。
    ただ、アオタン時間は各地空車タクシーだらけ。
    そこをうまく立ち回れると強い。
    (金曜・土曜とかは有利と思う)

昼日勤のメリット・デメリット

朝出庫して夕方帰庫する普通の昼日勤。
(週5出番、週2休みとか)

昼間はタクシー需要あってお客さんはいる。
ただ、ロングは出にくい。

件数こなしてガンガンやれれば営収安定しやすいが。

昼間働いて、夜休める(寝れる)時間帯なので、健康的ではある。

出番の回数が隔日勤務より多いので、
通勤回数・車の洗車対応・が隔日勤務より多くなる。

また、
多くのタクシー会社で高齢ベテランドライバーが昼日勤やってる場合が多く、
新人で昼日勤希望してもなかなか希望が通らないパターン多し。

夜日勤のメリット・デメリット

夕方出庫して深夜帰庫する夜日勤。通称「ナイト」
(週5出番、週2休みとか)

夜時間帯にお客さんを拾えれば、単価も伸びやすい。
スキルあれば稼ぎやすいといわれている。

出番の回数が隔日勤務より多いので、
通勤回数・車の洗車対応・が隔日勤務より多くなる。

総じて…

都内の道路は、昼間は混んでて夜は空いてる傾向。
(工事渋滞などで夜がやばい例外もあるが)

なので、
殆ど距離でメーター料金あがるタクシー営業は、
夜時間帯の方が走りやすいし有利。

アオタン時間だと料金も割り増しになるし。

だが、
夜時間帯はタクシー利用客も減っていって、
空車タクシーもガンガン増えていく傾向も。
(隔勤タクシーが多いから)


なんだかんだで、
まずは隔日勤務でやるしかないんじゃないかな、という状況かと。

で、
実績ついてきたら会社・自分と相談して日勤にシフトも可能であれば。

隔日勤務は睡眠時間が日々バラバラになるので、
自律神経をやられやすいと感じています。

しっかり眠って、
体調管理・健康第一でやれるように努めるのが重要かと思ってます。
(本当に体調崩して退職する人を多々見ているので… )

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