(更新中)
最近、X(旧Twitter)などで自動運転車のテスト走行映像を目にすることが増えてきましたよね。
例えば、Turing(チューリング)社のCOO田中氏が投稿していた「深夜の歌舞伎町を自律走行する動画」なんかが話題になっていました。人通りの激しい繁華街をスムーズに走り抜けていく技術には驚かされる反面、タクシードライバー目線で見ていると「あ、今の横断歩道、歩行者優先のタイミングでちょっとヒヤッとしたな…」なんて感じる場面もあったりします。
深夜の歌舞伎町を自動運転で走ってきました。将来東京でロボタクシーやるならこういう所も走れなきゃ、ということで。西武新宿駅前から靖国通りに入り、区役所通りでゴールデン街の脇を通りつつ、風林会館を曲がり、花道通りに入っていく、という超ディープなルートです。結構カオスで見応えあります https://t.co/I56iynHgpx
— 田中大介/チューリング株式会社COO (@DaisukeMAN) October 14, 2026
ここでふと疑問に思ったんですよね。
「もし、自動運転車(ロボタクシー)が公道で交通違反を起こして警察に止められたら、誰が違反切符を切られるの?」
右折禁止を曲がるタクシーより
よっぽど優秀やんと思ったけどちゃんと歩行者妨害してて
ちょっとホッとしてしまった🌀けどこの流れで走れるとなると
いよいよって感じがする…— 山崎 洋樹/③ちゃん@オールナイトタクシーLIVE!PRO講師 (@TaxiLivepro) October 14, 2026
③ちゃんも、こんな感じで感想を…
今回は、将来的に東京の街中をロボタクシーが走り回る未来を見据えて、
自動運転車が違反をした場合の責任のゆくえや処罰について、分かりやすくまとめてみました。
現状では、あくまでフィクション気分でお楽しみください。
1. 運転席に人が乗っている場合(テスト走行・レベル2以下)
まず、現行の多くのテスト走行のように「運転席に人が座っている状態」で警察に止められた場合です。
結論から言うと、切符を切られるのは「運転席に座っている人間(ドライバー)」です。
理由: 道路交通法上、システムがどれだけ高度にハンドルやブレーキを制御していても、運行の最終的な監視・安全責任は運転席の人間にあります。
警察官から見れば、「システムが勝手にやった」という主張は通用せず、人間の運転者が「横断歩行者妨害」や「一時不停止」などの道路交通法違反を起こしたとして処罰(青切符・赤切符・点数加算)を受けることになります。
つまり、開発段階や実証実験でドライバーが乗っているうちは、従来の車と同じ扱いということですね。
2. 完全無人の「ロボタクシー(レベル4)」が違反をしたら?
では、将来的に運転席に誰も乗っていない完全無人の「レベル4(特定自動運行)」のロボタクシーが街中を走り出し、システムのエラーや誤認識で交通違反を起こした場合はどうなるのでしょうか?
結論から言うと、人間に向けた「青切符・赤切符(違反点数)」が切られることはありません。
違反切符はあくまで「運転免許を持っている個人の人間」に対して点数を引いたり反則金を科したりする仕組みだからです。車内に運転手がいない以上、警察官が現場で免許証の提示を求める相手が存在しません。
では、おとがめなしなのかと言うと、当然そんなことはありません。
代わりに「運行事業者(ロボタクシー会社)」に対して厳しい行政処分やペナルティが下されることになります。
3. ロボタクシー会社にはどんな処罰やペナルティがいく?
レベル4のロボタクシーを公道で走らせる場合、事業者は都道府県の公安委員会から「特定自動運行許可」という特別な許可を得て、遠隔監視のもとで運行しています。
もしシステムエラー等で交通違反や危険な走行が発生した場合、以下のような厳しい処分が下されます。
① 運行許可の取り消し・停止(もっとも重い処分)
公安委員会から「特定自動運行許可の取り消し」や「一定期間の運行停止命令」が出されます。
これが発令されると、該当するロボタクシー群は公道を走れなくなり、事業者としては営業停止状態に追い込まれます。
② 改善命令・原因調査報告
警察や公安委員会から、なぜ違反が起きたのか徹底的な原因究明と、システムの修正・改善計画の提出が命じられます。
③ 事業者に対する罰金(刑事罰)
遠隔監視体制の不備や安全維持の義務違反があった場合、法人の事業者に対して罰金が科される規定も用意されています。
4. プロのタクシードライバーとして感じるリアルな懸念
アメリカのウェイモ(Waymo)などの事例を見ても分かりますが、無人タクシーが交差点の真ん中でフリーズしたり、救急車や警察車両の進路を塞いでしまったりするトラブルは実際に起きています。
人間であれば「警察官に怒られて切符を切られて終わり」で済む話かもしれませんが、ロボタクシーの場合は「1台のエラーが事業全体(全車両)の運行停止に直結するリスク」をはらんでいます。
東京の狭くて複雑な道路環境、特に夜の歌舞伎町や渋滞の激しい幹線道路などでロボタクシーが違反やスタック(停止)を繰り返せば、道路全体の麻痺だけでなく、運行会社の事業継続そのものが危うくなるかもしれません。
まとめ
運転席に人がいる場合: 運転席の人が違反切符を切られる(点数・反則金)。
完全無人のロボタクシーの場合: 個人の免許への青切符・赤切符はないが、「運行事業者」に許可取り消しや営業停止などの重い行政処分が下る。
技術の進化はすごいですが、交通ルールの遵守と安全の担保という点では、まだまだ法整備やシステムの課題が山積みだと感じますね。
現場からは以上です!








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